亜鉛が不足すると薄毛になる?

亜鉛は、健康な髪の維持に必要な栄養素です。これは、亜鉛が健康な髪の構成成分になる為です。亜鉛が不足すると、髪の毛の表面にあるクチクラと呼ばれるウロコ状の物質が、異常を起こして髪の毛がモロくなってしまいます。

特に、男性の場合は精子を作るのに亜鉛を必要としているので、女性よりも多くの亜鉛を必要としており、慢性的な不足になりやすいとされています。亜鉛は、身体の様々な働きに関与していますが、まずは生命の維持などに必要な酵素の活性に使用され、男性の場合は男性ホルモンを作ったり、精子を作る事にしようされ、最後に髪の組織を作る事に利用されます。

この為、男性は亜鉛が不足すると髪の毛に使用出来るアミノ酸が足らなくなってしまい、はっきりと根拠がある訳ではありませんが、精力が強い人は頭髪が薄いなどと言われる事もあります。亜鉛は非常に重要なミネラルであるのに体内で作ることができないので、食事からしっかりと補っていかなくてはなりません。

亜鉛にはタンパク質を作る働きもありますが、タンパク質は髪の毛や筋肉、また骨や臓器などの組織の構成成分です。亜鉛を十分摂取することが出来れば、髪のクチクラを強化したり、髪の毛の成分であるケラチンというタンパク質を作る事も出来ます。

ケラチンが増量すると髪の量も増えて、抜け毛や髪の傷みといった症状を改善して、髪の量が増える事になります。亜鉛は、このように髪の毛には欠かす事の出来ない栄養素なので、不足する前に普段から摂取しておくことが大事です。

⇒亜鉛不足の原因と症状(亜鉛と抜け毛の関係も)

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