血糖値が正常でも要注意!血糖値スパイクの予防と対策について

この病気の概要

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健康診断では正常となっている人でも、万病の種が潜んでいるとの報告があります。それは、食後に短時間で血糖値が急上昇し、また正常値に戻るという「血糖値スパイク」とよばれる症状です。

「血糖値」と言えば、まず最初に連想する病気は「糖尿病」でしょう。「血糖値スパイク」という言葉はあまりなじみの無い病名ではありますが、最近、TVでも話題に挙がることがあったため、聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか?

主な症状

丼ものやラーメンなど、高GI食品とよばれる高糖質で血糖値を急上昇させる食品を摂ることで、健康診断では正常と判断される人でも血糖値の急上昇と急降下が起こります。その後、正常に戻るものの、軽度の低血糖の症状が現れます。これが血糖値スパイクの症状です。

血糖値の上昇と下降が急激であるため、血糖値を表すグラフが尖って見えることから、その見た目から「スパイク」という呼び名が付いています。

参考記事:GI値の低い食品、高い食品の一覧表

病気の原因

忙しいなどの理由で、朝食を食べない人もいるのではないでしょうか。平成25年に行われた国民健康栄養調査によると、20代男性の約30%が朝食を欠くということが分かりました。これは全ての年代の男性の中で最も高くなっていました。また、朝食を抜くという20代女性は25%となりました。

私たちの体は寝ている間は、血糖値は下がっています。そして、朝起きて朝食なしで活動していくとインスリン拮抗ホルモンという血糖値を上げるホルモンが働きます。そのことで、活動に必要な栄養分が供給されるよう、血糖値を下げないようにしています。

しかし、そのような状態の時に丼ぶりやラーメンなどの高糖質の昼食を摂ると、 食後に血糖値がいつもより高くなってしまいやすくなるのです。

これは、昼食と夕食の間隔が長い場合も同様に起こると考えられており、このような朝食などの欠損による低血糖の防止を行おうとする私たちの体の生体メカニズムが血糖値スパイクの原因と考えられているのです。

この血糖値スパイクを放置すれば、動脈硬化の進行や、脳梗塞や心筋梗塞、がんや認知症にもなるリスクが高くなってしまうと言われています。

治療方法

糖質を多く含む高GI食品を摂取すると、食後血糖値が急に高くなってインスリン濃度が上昇します。血液中にブドウ糖が多くなると、インスリンが働いて血糖を脂肪に変えて脂肪細胞に蓄えます。

そのため、今度は、血糖値が急激に下がります。そうなると、軽度の低血糖が起こり、発汗、不安、動悸や、眼のかすみ、空腹感、眠気などの不調が起こったりします。

本来、低血糖は糖尿病治療中にも観察される症状ですが、健康診断では正常な人でもこのような状態で、血糖値の急上昇と急降下が起こって軽度の低血糖の症状が見られることがあるのです。

食事を計画的にコントロールして治療や予防をすることを食事療法といいますが、血糖値スパイクの治療においてはこのような食事療法が重要になってきます。特にタンパク質、糖質、ミネラル、ビタミンなどの栄養バランスが大切です。そしてバランスのよい食事を1日3食規則正しく食べたり、食べる時間帯なども注意が必要になります。

また、運動療法によって適度な運動を行うこともとても重要になります。これらの対策を行うことで、血糖値スパイクの治療と同時に予防と対策効果にもつながります。

予防と対策

血糖値スパイクの予防としては次の3点ほど挙げられます。まず、食べる順番に気を付けるということです。そして、朝ごはんをしっかり食べるということです。さらに、よく動くようにするということです。

食べる順番を変えるだけで血糖値スパイクが防げる?

食べる順番については、最初にお肉類を食べればいいといわれています。肉に含まれる脂肪やタンパク質のインクレチンが糖分が腸に届く量とスピードを調整してくれるのです。

肉や魚を最初にいただき、野菜類のサラダを食べ、そして炭水化物といった順番でいただくことがおすすめです。サラダのような食物繊維が多く含まれる食品を先に食べることで血糖値の上昇が抑えられるのです。

肉・魚→野菜類→最後に炭水化物、という順番を覚えておきましょう。

他にも、朝ごはんを抜くことで、昼食後の血糖値の上昇が大きくなってしまというデータがあります。朝ごはんを食べることで血糖値の上昇を抑制することができると言われていますので、朝ご飯を食べる習慣が無い方は、意識してでも食べるようにしたほうが良いでしょう。

また、食後はこまめに動くということも予防効果があるといわれています。食後にすぐに動くことで消化を遅くしてくれるのです。そのため、血糖値の急上昇が抑えられる効果があるのです。

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