亜鉛は血糖値を下げる

亜鉛はインシュリンの構成成分であり、血糖値を正常に保つ事にも関与しています。インシュリンは肝臓で合成されるホルモンで、ブドウ糖の排出を促したり、脂肪細胞にエネルギーとして糖使用させて、燃焼させるよう促す働きがあります。

インシュリンによって、体内の血糖値は正常に保てれていないと、血糖値が上昇して糖尿病などの病気になってしまう可能性があります。亜鉛はインシュリンの構成成分なので、亜鉛が不足するとインシュリンは作られず、血糖値が上がってもインシュリンを分泌する事が出来なくなってしまうのです。

また、血糖値が高くなると、亜鉛は尿中から排泄されやすくなってしまい、ますます不足するようになってしまいます。亜鉛は糖尿病予備軍や高血糖の人には、非常に重要なミネラルと言えます。

糖尿病になると、血液に糖が多くなって血液がドロドロになって行くので、細胞の機能もますます低下すると言う事になります。細胞の機能が低下すると免疫力も低下して、感染症や病気にもなりやすくなります。亜鉛は、細胞を新しく生まれ変わらせたり、活性する効果があるので、感染症予防にもなります。

また、亜鉛はセックスミネラルと言われるように、性機能の向上にも効果があります。亜鉛が不足してインシュリンが作られず、糖尿病になってしまうと糖尿病の合併症として、精力減退や性機能の低下が起こります。亜鉛を積極的に摂取するようにすれば、糖尿病の症状を抑えるとともに、失われた性機能も復活させる事が期待されます。

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