亜鉛とセレンの関係

亜鉛は、セックスミネラルとして知られているほど、特に男性の精力増強に効果があります。亜鉛は、精液を分泌する前立腺や精子を作る精巣にも多く存在して、精液を作ったり精子が活発に活動できるよう促しています。

セックスミネラルとして知られているのは、亜鉛以外にもセレンがあります。セレンも精巣に多く存在しており、精巣の活動を活性化したり、精子の量を増やしたりする働きがあります。セレンを多く含む食品としては肉類や、魚介類や藻類、また卵黄に含まれています。

体内に吸収されたセレンの半分近くが、生殖器に集中に含まれる事になり、精子細胞に多くのセレンが含まれます。セレンは射精する際に、精子と共に大量に失われてしまい、常に補給しないと性機能が低下してしまう事もあります。

このように、亜鉛とセレンはセックスミネラルとして、一緒にサプリメントにされる事も多く、特に不妊治療を行う男性に利用されるようです。

セレンは、生殖器の働きを助ける以外に、酸化した脂肪酸を分解して、身体の老化を防止する抗酸化作用もあります。また、ビタミンEと共に血液をサラサラにする働きもあります。

セレンの抗酸化作用は非常に高く、水銀やカドミウムといった有害物質の効果を弱める効果もあります。

セレンは不足すると不妊症や癌の発生を高めるとされていますが、日本食はセレンの摂取に理想的である為、ほとんど欠乏することはないと考えられています。

亜鉛もセレンも、バランスの取れた食事を行っていれば、不足することは無いので、普段から食事に注意しましょう。

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