亜鉛の吸収を促進する栄養素(食べ物)

もともと亜鉛は吸収率が高くなく、一緒に接取する事で結合して体外に排出されやすいという性質があります。この為、亜鉛は吸収率の悪さと、排出されやすさから、身体に不足しがちなのです。

しかし、亜鉛は吸収を阻害するものだけでなく、吸収を促してくれる物もあります。まず、動物性タンパク質は、一緒に摂取することで亜鉛の吸収が促進されるとされています。また、動物性タンパク質は、フィチン酸や食物繊維といった亜鉛の吸収を阻害する物質の影響も減らす働きもあります。この為、亜鉛は肉類や魚介類から摂取するようにするのが、言いとされています。

他にも、クエン酸は一緒に摂取すると、キレート作用によって亜鉛の吸収が促されます。キレート作用は、亜鉛などのミネラルを、フィチン酸などが結合する前に包み込んで吸収しやすくする効果があります。クエン酸と同様に、ビタミンCもキレート作用があるので、一緒に取れば亜鉛の吸収率が上がるとされています。

ビタミンCはレモンなどの柑橘類や果物に多く含まれ、クエン酸はお酢や梅干しなど酸っぱいものに含まれています。クエン酸とビタミンCを一緒に食事で摂取することができれば、亜鉛をコーティングされて、腸での吸収率が上がるとされています。

普段の食事で、焼き魚や生牡蠣にレモンをかけて食べるのは、亜鉛の吸収率を高める非常に効率的な食べ方といえます。特に、レモンをかける料理がない場合は、お酢を料理に取り入れたり、梅干しを食べるようにするといいでしょう。

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