亜鉛は様々な場面で利用されている

亜鉛は人間の健康や成長に大きく関係する、必須の栄養素ですが、亜鉛の利用は栄養素としてだけではありません。亜鉛はもともと金属なので、様々な分野で利用価値があるのです。

酸化亜鉛は、亜鉛が参加して白色になった物ですが、収れん作用がある事から、弱酸性化粧水などに用いられ、毛穴を引き締める効果などが期待されています。酸化亜鉛は安価であるため多用されており、収れん作用意外に消炎作用もあるので、古くから軟膏などにも使用されてきました。

消炎作用は穏やかな効果なので、大きな怪我等にはあまり効果は期待されませんが、化粧水などでは比較的軽いニキビ等の炎症症状に適しているとされています。また、ステロイドのような強い効果は無くても、刺激が弱いので皮膚保護薬として長期間使用しても、ステロイドのような副作用の心配はありません。

また、軽い火傷程度であれば浸出液を吸収して、傷口の乾燥を促し早く傷が開腹するよう促す働きもあります。このように、亜鉛には皮膚の再生を助けたり、傷の治りを促す効果が期待されています。また、亜鉛は金属の防腐剤として、メッキにも利用されています。

亜鉛はチタンに比べてカバー力があり、チタンでは上手くカバーできないような部分でも、しっかりとメッキして金族の腐食を防ぎます。他にも、ミネラル分として、医薬品などにも利用される事があります。亜鉛には、細胞の修復効果があるので、軽い胃潰瘍や胃炎程度の潰瘍のであれば、亜鉛が潰瘍部分につく事で、治療を促す事も出来るのです。

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