亜鉛の過剰摂取による副作用

亜鉛不足は深刻化しており、吸収率の悪い亜鉛は取り過ぎるという事はあまりありません。また、亜鉛は毒性が極めて低く、通常の食生活で亜鉛を過剰摂取することは、ほぼありえません。

ただ、用量用法を守らずに、サプリメントなどで亜鉛過剰に摂取した場合、急性亜鉛中毒を引き起こして胃障害や、めまい、また強い吐き気を覚える事があるとされています。急性亜鉛中毒は、亜鉛メッキなどの作業を行っている時にも、なる可能性があるとされています。

亜鉛を継続的に過剰摂取した場合は、他のミネラルとのバランスが崩れて銅や鉄の吸収が阻害されて、銅や鉄の欠乏症になる可能性があります。この為、貧血や免疫障害など銅や鉄の欠乏症の症状が起こる可能性があります。

特に、男性の場合は亜鉛の過剰摂取で前立腺ガンになる可能性を高めると言われています。

亜鉛の1日辺りの摂取量は?

亜鉛の1日あたりの摂取上限は30mgとされています。亜鉛のサプリメントは、様々なタイプの亜鉛があるので、場合によっては過剰摂取になる可能性があります。

ただ、亜鉛は体内で合成されず、毒性が低いという性質があるので、多少多めに摂取しても特に副作用は無いとされています。食品で摂取できる亜鉛は、日本の土壌にミネラルが少ないことから、過剰摂取になる事はないとされています。

激しい運動でも亜鉛は多く消費される

亜鉛は、激しい運動を行うことでも亜鉛が失われます。また、男性の場合であれば、1回の射精で大量の亜鉛を消費する事になります。この為、1日の摂取量を超えても、すぐに消費されてしまい、特に問題になる事が少ないです。

急性亜鉛中毒になるのは、2,000mg以上の摂取した際とされていますが、これだけの量を摂取する事は、殆どないとされています。

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