亜鉛を多く含む食事

亜鉛は人間の健康促進と維持に重要なミネラルのひとつで、多くの酵素の働きに関与しています。また、遺伝子の発現やタンパク質の合成といった、細胞の増殖や分裂において、中心的に働く効果があります。

亜鉛が不足すると、味覚障害や皮膚炎を起こすだけでなく、精神的にも影響して鬱病や食欲低下といった症状も起こるとされています。亜鉛はインスタント食品や、レトルト食品を中心とした食生活で失われやすく、近年の味覚機能の低下した低亜鉛状態の人が増えているとされています。

亜鉛は、どんな細胞にも存在しているので、食事として肉類や魚介類、また野菜や穀類など多くの食品に含まれています。この為、通常の食事を行っていれば、亜鉛が不足する事は無いのですが、インスタント食品を中心とした食事では、十分な亜鉛が摂取出来ないので、亜鉛不足になってしまうのです。

亜鉛を摂るなら牡蠣料理がおすすめ

亜鉛は多くの食材に含まれていますが、特に、牡蠣には豊富な亜鉛が含まれているとされています。牡蠣には豊富な亜鉛が含まれているので、1日に牡蠣を2つ食べれば、1日の摂取量を補えるとされています。牡蠣は他にも亜鉛が含まれているとされる、肉類や穀物の10倍近い亜鉛が含まれています。

さらに、亜鉛はミネラルの一種で金属であるので、ビタミンのように熱を加えると栄養素が破壊されるという事ありません。生牡蠣でも、カキフライでも、鍋に入れても亜鉛が破壊される事はありません。ただ、加工の過程では金属も破壊されてしまうので、インスタント食品では充分摂取する事が出来ないのです。

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