亜鉛と癌(がん)の関係とは?

日本では死亡原因の第1位は癌で、3人に一人は何らかの癌によって死亡しています。癌の研究も長い事行われていますが、発症のメカニズムは究明されておらず、完治の方法もわかっていません。

ただ、癌は遺伝子の情報がおかしくなる事が原因であるということが徐々にですが、判明しつつあります。

人の身体が細胞分裂を繰り返すには、DNAが正確に複製され、それを元にアミノ酸が合成される必要があります。しかし、DNAの複製が異常を起こすと、欠陥遺伝子が発生してしまい、癌細胞となっていくのです。

そして、発癌性物質は活性酸素を使ってDNAを破壊し、異常遺伝子を持つ細胞を増やす事もわかっています。

活性酸素は誰でも持っているもので、呼吸などで増えていきます。若いうちでは活性酸素は除去されやすいですが、加齢によって除去できなくなってしまいます。

亜鉛は細胞のタンパク質合成にも関わってきていますが、亜鉛が不足するとタンパク質が合成できなくなります。

また、DNAのコピーを行う時にも亜鉛が使用されていますが、亜鉛が使われているとDNAの組み換えでミスしやすくなり、癌になってしまうという事になります。また、亜鉛は発癌物質である活性酸素を除去する抗酸化物質にも亜鉛は含まれています。

亜鉛が充分にあれば、活性酸素を除去して癌の発生を抑えることも可能です。抗酸化物質は癌の予防以外にも、老化防止の効果もあり、シミの原因を除く事が出来ます。

このように、亜鉛は癌の予防にも関与しており、癌にならないようにするには、亜鉛が不足しないように普段から気をつけておくことが大事です。

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