ビーポーレン(ミツバチ花粉)の効果・効能

ポーレンとは「花粉」のことで、特にミツバチ達が集めてくる花粉の事をビーポーレン(ミツバチ花粉 Bee Pollen)と呼んでいます。このビーポーレンの特徴として、その栄養価の高さから疲労回復や滋養強壮に効果的とされ、造血作用もあることから貧血の改善にも効果があると言われています。

また、免疫力を向上させる作用もあり、花粉症や喘息、鼻炎といったアレルギー性疾患の改善の他、整腸作用もあることから、腸内環境を整えて下痢や便秘の解消にも効果的と言われています。

ビーポーレンによる効果

冒頭でも説明した様に、ビーポーレン(BeePollen)はミツバチの体内から分泌した酵素で固めた花粉のことです。ミツバチは花から花粉を採取する際に体内から酵素を分泌し、その酵素で花粉を固めて団子状に丸めてから巣に持ち帰る習性を持っています。

そのミツバチ達が集めた花粉の塊であるビーボーレンには、先ほど説明したような滋養強壮や疲労回復効果、貧血改善や便秘、下痢の解消、アレルギー性疾患の緩和等、様々な効果を発揮します。

また、ホルモン機能の改善にも作用し、更年期障害による様々な症状の改善や、前立腺肥大症、頻尿や残尿といった泌尿器系に関する疾患の改善にも効果が期待できるとされています。

ビーポーレンの栄養成分

ビーポーレンは様々な栄養素が含まれており、非常に栄養価の高い自然食品であるといえます。

  • 各種アミノ酸
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンB群
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • 鉄分
  • リン

上記を見てもらうと分かるように、特にビタミン類やミネラルを多く含んでおり、健康や美容面において優れた効果・効能を期待することができます。

ビーポーレンが花粉症対策に効果的?

ビーボーレンには免疫機能を高める作用(抗アレルギー作用)があり、花粉症対策としても効果的であるとされています。アメリカで発表された医学博士が行なった研究報告によれば、ビーボーレンが花粉症や喘息といったアレルギー性疾患の患者さんに対し、非常に高い確率で症状を改善するに至ったと述べられています。

先にも書いたように、ビーボーレンには抗アレルギー作用があると考えられており、かゆみや炎症等のアレルギー症状を誘発してしまう「ヒスタミン」の過剰分泌を抑制する働きがあるのではないかといわれています。

アレルギー体質と食べ物の関係

花粉症を発症する患者の数は年々増加傾向にあるのですが、その原因が単純に花粉の飛散量が増加していることによる影響だけではないと言われています。

最近になって特に大きな要因として考えられているのが、現代人の食生活や生活環境をはじめとした、「生活習慣の乱れ」です。かつての日本では少なかったアトピー性皮膚炎や花粉症が急激に増加したのも、食生活の乱れが誘発原因になっているのではと言われています。

中でも、食品の中に含まれる保存料や防腐剤といった「食品添加物」の摂取量の増加が大きく影響していると考えられており、他にも栄養の偏りも要因の一部とされているのです。

ビーボーレン・ローヤルゼリー・プロポリスはミツバチからの贈り物

ビーポーレンはアメリカやヨーロッパなどの欧米では天然の総合栄養食品として既に高い認知度を誇っており、サプリメントとしても高い人気があります。

一方、日本ではビーボーレンよりも「ローヤルゼリー」や「プロポリス」の方が健康食品として人気です。現在は様々な健康食品が販売されていますが、これらの二つの名前を見たことがあるという方も多いと思います。そういった意味でも、ビーボーレンは日本ではまだまだ認知度は低いといえるかもしれませんね。

尚、ローヤルゼリーはミツバチが花粉を体内で消化・分解して作り出した乳白色のクリーム状の物質のことで、プロポリスは植物や樹木の樹液や樹脂とミツバチが分泌する唾液の強力な酵素を混ぜ合わせて作り出す、粘着性の高い物質のことです。

これら全てに共通しているのが、ミツバチを介して作る出された天然の物質であるということです。非常に優れた栄養価と、多くの効果・効能を与えてくれるミツバチ達に感謝して、自然からの恵みに感謝して頂きたいものです。

タイトルとURLをコピーしました