糖尿病の治療には、大きく分けて食事療法と運動療法、そして薬物療法の３つに分かれており、それぞれの治療をしっかりと行なうことで、健康な人と変わらない生活を送ることが可能となります。
食事療法と運動療法
糖尿病の治療の基本として、食事療法と運動療法は非常に重要な役割を持っています。軽い糖尿病であれば、食事療法と運動療法の二つのみで血糖値を良好な状態にコントロールすることが可能となります。
薬物療法
食事療法と運動療法だけでは血糖値のコントロールが行なえない場合、経口血糖降下薬やインスリン注射による薬物療法を行ないます。しかし、薬物治療を行なったとしても、運動療法と食事療法も継続して行なうことが重要です。
代表的な糖尿病の治療の流れ
- 治療を開始する。
- 食事療法・運動療法を行なう（自覚症状が無いという理由でこの二つの治療を中断してしまう患者が多いと言われていますので、注意してください）。
- 食事療法・運動療法で血糖値が下がらない場合、「経口血糖降下療法」を行なう。
- 経口血糖降下療法でも血糖コントロールが不十分な場合、「インスリン療法」等を行なう。
これらの治療をしっかりと正しく行なうことで、糖尿病でない健康的な人と同じような生活を送ることが可能となりますが、特に運動と食事療法がしっかりと続かないという患者さんが多いとされていますので、糖尿病の治療には「絶対に良くなる」という強い意志も必要になってきます。
