糖尿病において食事療法は基本中の基本であり、食事療法なくして糖尿病の改善はありません。それほどに重要な位置を占めていますが、だからこそしっかりと理解しておく必要があります。
自分にとって適切なエネルギー量を摂取する
適切なエネルギー量は、年齢や性別、体格や日々の活動量によって違ってきますが、主治医や栄養士に相談しつつ、1日に摂取するエネルギーの量を決定します。
栄養バランスの取れた献立を
カロリーの摂取だけに気をつけていたのでは意味が有りません。摂取する栄養のバランスも非常に重要です。3大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)をバランスよく摂取して、不足しがちなビタミンやミネラル類、食物繊維を意識して摂るようにします。
1日3回に分けて均等に規則正しく食べる
1日の総エネルギー量をできるだけ均等にして、1日3回に分けて食べるようにします。また、毎日決まった時間に食事を摂ることを心がけるようにしましょう。
1日1600キロカロリーの献立例
1日に約1600キロカロリーを摂取する場合の献立例です。個人の体格や年齢、性別によってメニューの内容は変わってきますので、医師や栄養士と相談して、毎日の献立を考えるようにしましょう。
朝食(約440キロカロリー)
- バレンシアオレンジ
- 金平ごぼう
- みそ汁
- ご飯(150グラム)
- 納豆のオクラ和え
昼食(約500キロカロリー)
- りんご
- かぼちゃの含め煮
- ご飯(150グラム)
- さやいんげんのごま和え
- 豚肉のしょうが焼きと野菜添え
夕食(約540キロカロリー)
- ご飯(150グラム)
- やまいもの二杯酢
- 茄子とキノコの炒め物
- まぐろとかれいの刺身
- 炊き合わせ
間食(約120キロカロリー)
- 牛乳・バナナ・ヨーグルトなど