顔面の痙攣(けいれん)の特徴

顔面けいれんは中年期以降に発症する、顔面筋の不随意運動です。じっとしていても、右あるいは左の目をギュッとつぶり、同時にその側の口にもけいれんが起こります。1日中あり、特に緊張するとひどくなります。自動車の運転中に起こると立体視ができず、車間距離がわからないので危険になります。

原因は脳幹から顔面神経が出るところ(神経根入口部)で、動脈あるいは腫瘍に圧迫されるためです。

ほとんどは動脈が動脈硬化で延長、蛇行し、神経を圧迫しています。診断はMR脳槽撮影によって顔面神経を調べ、なにが圧迫しているかをあきらかにします。

治療はけいれんを鎮める薬、たとえばカルバマゼピンなどの内服が有効です。また脳外科的には顔面神経と圧迫している動脈とを離して、間にスポンジを入れることにより完治します。

Neuroinfo Japan:顔面けいれん

顔面けいれんは、片側顔面痙攣ともいいます。顔の半分が自分の意思とは関係なく痙攣するもので、ふつう目の周囲から始まりだんだん口元へと広がります。最初のうちの症状は疲れなどでまぶたのぴくぴくする症状との区別が困難です。徐々に進み、あごの下の筋肉も痙攣するようになります。頻度は、最初は緊張したときなど時々だけですが、徐々に痙攣している時間が長くなっていきます。やがて一日中、ときには寝ていてもおこるようになることもあります。

片側顔面痙攣 – Wikipedia

片側顔面痙攣(hemifacial spasm、へんそくがんめんけいれん)は、片側の顔面がピクピクと痙攣を起こす不随意運動の一つ。半側顔面痙攣と呼ばれることもある。日本神経学会での正式用語は片側顔面攣縮である。

顔の片側が勝手に痙攣する・・・片側顔面痙攣

普段、私たちは自分の意思で顔の筋肉を動かしています。しかし、時に自分の意思とは関係なく、片側の顔の筋肉がピクピクと痙攣したり、引きつったりする場合があります。このような症状が頻繁にみられる病気を片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)といいます。

40代以上の中高年における発症率が高く、特に女性に多くみられます。

症状が進行すると、片眼がつぶったままになるほど引きつることもあり、「歩くと物にぶつかる」「包丁をもつ手元が見えない」など、日常生活に支障をきたしてしまいます。また、「外見が気になって人前に出にくい」というように精神的な負担も大きく、抑うつ状態を伴うケースも見受けられます。

片側顔面痙攣は、そのまま放っておいても治る病気ではありません。しかし、定期的な治療により、普段と変わらない日常生活をおくることは十分可能です。気になる症状がみられたら、早めに神経内科や脳神経外科、眼科を受診しましょう。

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