閉塞性動脈硬化症とは?

閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう、arteriosclerosis-obliterans: arteriosclerosis obliterans)は、主に下肢の、主に大血管が慢性に閉塞することによって、軽い場合には冷感、重症の場合には下肢の壊死にまで至ることがある病気である。

wikipedia 閉塞性動脈硬化症より

放置することで重病化してしまう閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症には、大きく分けて4つの症状に区切られており、Ⅰ~Ⅳの4段階に分類しています。そして、もっとも軽い症状であるⅠ度では自覚症状が殆ど無く、疾患に気付くことは少ないとされています。

しかし、症状が進むに連れて、歩行が困難になったり、安静時でも足が痛むようになってしまい、さらに病状が進行すると、足先への血液が全く流れなくなってしまい、潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)といった症状が現れてきます。そして、最悪の場合は足の切断という、重たい障害を負うことにもなりかねないのです。

閉塞性動脈硬化症は、比較的軽度である間歇性跛行(かんけつせいはこう)の段階で発見することが出来れば、症状が重篤化する前に治療を開始することが可能となります。

普段の生活の中で、連続した歩行に不安を覚えたり、他の人と同じスピードで歩くことが出来なくなったといった自覚症状が気になった場合は、病院で一度診察を受けるようにしてください。

全身のどの血管でも起こる可能性がある

閉塞性動脈硬化症は、足の動脈硬化によって引き起こされる血流障害です。しかし、だからといって足だけに発生する疾患というわけではありません。全身の血管で動脈硬化を合併している可能性もあり、脳梗塞や急性心筋梗塞などの、非常に重篤な疾患に繋がる可能性もあるのです。

もしも閉塞性動脈硬化症と診断された場合、しっかりとした治療を受けることは勿論ですが、日常の生活を根本から見直して、全身の血管を動脈硬化から守る努力が必要になってくるのです。

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