生化学的検査とは?

血液と尿検査

体に及ぼす影響(害)が最も少ない検査で、まず最初に行う検査でもあります。特に血糖や電解質(ナトリウムやカリウム)、CK(クレアチンキナーゼ:筋肉の病気で上昇する)といった数値を確認します。

髄液検査

特に頭痛や発熱によって髄膜炎や脳炎を疑う場合や、くも膜下出血、多発性硬化症、多発神経炎、脊髄腫瘍やサルコイドーシス、神経梅毒などの疑いがある場合に必ず行う検査です。

検査の際は、側臥位(そくがい:横向きに寝ること)として、ひざをおなかに抱きかかえて、エビのように丸い体勢をとります。こうすることで、脊髄の間に空間が多くでき、針が簡単に入るようになるためです。この体勢を取った後、麻酔をして針で髄液を採取します。

髄液は水の様に透明な液体で、圧はガラス管の中に7~18cm上がる程度となります。髄液の中の細胞やタンパク質、糖等をしらべて検査を行いますが、髄液の採取の後、時に検査の後に頭痛が起こることが報告されています。

この頭痛は40歳以下の若い人の場合に起こりやすいとされており、起き上がると頭痛が始まり、横になれば治まるという特徴があり、点滴などで2~3日でよくなります。尚、60歳以上の人ではこの頭痛がでることは殆どありません。

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