花粉の飛散が盛んな季節を乗り切る為には必需品と言っても良い位に、花粉症に悩む方々にとって欠かせない存在である『マスク』。
現在、巷では花粉症対策に使える花粉症用のマスクが各メーカー様から発売されているのですが、それらは商品ごとに機能性や形状などもユニークで様々な種類が存在していますので、今回はそういった花粉症用マスクの中から主要なものを幾つかご紹介させて頂きます。
様々なタイプの花粉症マスク
平面タイプ
昔ながらのオーソドックスなタイプの、ガーゼ部分が扁平になっているマスクです。
着用したまま喋るとズレ易く隙間も出来易いのでので最近の花粉症用マスクではあまり採用されていないタイプのようです。
プリーツ型
ガーゼ部分が扇子のように幾重にも折り畳まれたタイプのマスクです。
ガーゼが上下に伸び縮みするので平面タイプと違って着用したまま喋ってもズレにくいのが強み。
顔とのフィット感を高めるためにノーズラインに沿って折り曲げ可能なフレーム構造を備えている商品も多いです。
立体タイプ
顔にピッタリフィットする立体的な独特の構造をしたマスクで、顔とマスクの隙間から花粉が侵入してしまうのを防ぐ効果が高いとされています。
幅広ひもタイプ
ひもの締め付けによる耳の痛みを軽減する為に作られたもので、柔らかく幅が広いひもが使われていて、長時間のマスク着用による耳元の苦痛を和らげてくれるそうです。
耳ひもなしタイプ
マスクは長時間付けていると耳の付け根がゴムひもに締め付けられて痛くなりがちなのですが、そこに配慮してひもを使わず顔に固定する事が出来る画期的な仕組みを持たせたタイプのマスクです。
※このひもなしタイプのマスクについてはこちらでもご紹介させて頂いております。
https://kenko-info.biz/kafun/2049/
光触媒フィルタタイプ
マスクに特殊な光触媒を組み合わせたもので、花粉などをその光触媒によって吸着し、更に捕らえた花粉を二酸化炭素と水に分解する効果があるそうです。
鼻マスクタイプ
顎を覆うような一般的なマスクではなく、鼻の穴に直接フィルタのようなものを挿入する珍しいタイプのマスクです。
マスク着用によるメガネの曇りや化粧崩れを気にする人にはうってつけで、着用しているのが殆ど判らない程目立たず会話もし易い為、接客業等で職務上マスク着用が禁止されている人にとっても大変重宝がられる存在のようです。
また、食事を取る際も付けたまま食べられますし、更にその構造の性質上からマスクの隙間からの花粉が侵入するという事もありません。
イオンスプレー
マスクでは無いのですが、花粉を顔に寄せ付けないという点では大変便利なのがコチラです。
イオンの力で顔面全体を花粉からガードする効果があるそうで、花粉自体が持っている電気的性質に働きかけて顔全体を花粉から守るという優れものなのだとか。(マスクと併用すると更に効果的であるとされています)
顔全体にスプレーする為のものなので、マスクと違って鼻だけでなく目も守る事が出来るのが嬉しいですね。また、接客業等でマスク着用禁止な人にも重宝しそうです。
花粉用マスクとカゼ用マスクの違い
販売店では花粉症用のマスクと風邪用のマスクとがそれぞれ売られていますが、花粉症用のものは花粉のサイズに合わせてガーゼが作られていますのでガーゼの目が比較的粗く、呼吸が通り易いようになっています。
逆に風邪用のものはウイルスや細菌等の花粉よりも遥かに小さいものをブロックする為にガーゼの目が細かい為、呼吸は比較的通りにくく息苦しさを感じ易い作りになっていますので、花粉症の為だけにマスクを使うならやはり花粉症用のマスクの方を使用するのが適切かと思われます。