花粉症・鼻炎・アレルギーの原因となるもの

花粉症

この日本では持病として花粉症・鼻炎・アレルギー等に悩まされる方々が戦後大変に増えてきたとされていますが、一口に花粉症や鼻炎・アレルギーといっても、その原因となるものとしては様々な要因が絡んでいるものです。
今回はそういった花粉症・鼻炎・アレルギーの原因となりうる諸要素について幾つか主要なものをご紹介させて頂きます。

スギ花粉アレルギー

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何はなくとも花粉症といえば真っ先に原因として挙げられるのがコレ。
国内の花粉症患者の方の大半の発症原因であると言われている程に、花粉症に悩む方々にとっての悩ましい存在であり続けているスギ花粉。

国内に豊富に群生しているスギ科の樹木は春先になるとその豊かな枝にタップリと花粉を実らせては撒き散らすようになりますので、それらが春風にのって山中を越え街中へと大量に到達する為、花粉症に悩む方々にとってはクリティカルなダメージを受ける形になってしまいます。

また、春は様々な植物が花粉を撒き散らす季節でもありますので、スギ以外の花粉による花粉症に悩まされる方も多いのではないかと思われます。

ヒノキ花粉アレルギー

スギ花粉のシーズンが終わりかける頃になると今度は入れ替わるようにヒノキ花粉が盛んに大気中へと飛散する時期が始まります。
スギ花粉に対してアレルギーをお持ちの方の場合、ヒノキ花粉に対してもアレルギー症状を発症してしまう割合が高いとされていますので、スギ花粉の勢いが衰えてやっと一息つけると思った矢先に今度はヒノキ花粉に悩される時期が待ち構えているのです。

イネ花粉アレルギー

米を主食とする日本では当然ながら古来より米作りが盛んで、それは食料自給率が下がった現代でも変わらず、田んぼは今尚国内のあらゆる土地に多数存在しています。
ですがイネが田んぼでグングンと育ち始める初夏は、イネ花粉由来の花粉症に悩む方々にとっては辛い季節でもあります。

車の排気ガスによる花粉症併発

実は花粉というものは、それ単体だけでは花粉症の原因になりにくいと考えられています。
花粉が強烈なアレルギーを引き起こしてしまうようになるのは、花粉が街中を走る車の排気ガスの放つ微粒子と混じった形で人体に接触してしまった場合に限られるのではないかという事が、これまでの研究で指摘されているそうです。

現に、田舎町の山間部に昔から住んでいる住人の方にはあまり花粉症を発症する人がおらず、逆に山間部から離れて住んでいる筈の都市部等に住む人の方が花粉症の発症率の割合が多いとされています。

ハウスダストによるアレルギー

住居の中では生活の中で様々な細かい塵やホコリが発生するものですが、それらに対してアレルギー症状を引き起こしてしまう体質の方がいらっしゃいますが、布団やじゅうたん等に潜むダニの死骸、家の中のカビ、ホコリ、ペットの毛、壁紙の接着剤から放たれる化学物質等、私達の住居の中にはアレルギーの原因となりうる様々な種類のハウスダストがひしめきあっていますので、それらへの対処がなされてないハウスダストだらけの住居に住む事は、アレルギー持ちの方にとっては大変に住み辛い場所となってしまいます。

動物の毛のアレルギー

動物の毛は体質によっては強いアレルギー症状を引き起こす事で知られていますが、ご家族が室内で動物を飼っておられたり、ご自身も動物が大好きであられる場合、アレルギー持ちの方は動物達が生活の中に身近に存在している事で大変に辛い症状に悩まされる事になります。

漆(ウルシ)のアレルギー

漆(ウルシ)の木は、その体から揮発性のアレルギー成分を発散していますので、アレルギー体質の方は例え直接木に触れずとも漆の木の近くを通るだけでアレルギー症状等を引き起こしてしまうとされています。

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