脂肪燃焼効果のある食べ物や食材

脂肪燃焼効果が期待できる食材として有名なものに「カプサイシン」を含む唐辛子がありますや、脂肪燃焼に大きく関係しているといわれる「L-カルニチン」を多く含む「羊肉」等があります。

カプサイシンに関しては、近年様々なメディアでも取り上げられる事が多くなっていますので、その名前だけでも聞いたことがあるという方も多いと思います。

ただし、これらの食品を食べたからといって、楽にダイエットが出来るというわけではありません。あくまで体内の脂肪を代謝する働きを強める作用を持っているのであって、本格的に脂肪を燃焼させるには有酸素運動などを行い、しっかりと脂肪を燃焼させる必要があります。

脂肪の燃焼を促進する食べ物

ダイエットを行なう上で効果的と考えられる食材は、色々な種類があります。「リンゴダイエット」や「バナナダイエット」と呼ばれるダイエット法は有名ですが、この項目では脂肪燃焼の促進作用のある栄養成分や、それらの栄養素を多く含んでいる食材を中心に紹介してみたいと思います。

唐辛子に含まれるカプサイシン

唐辛子の辛み成分「カプサイシン」は、エネルギー代謝を活性化して体脂肪の燃焼を促進させる働きがあり、主に肥満の予防やダイエットに役立つ成分として注目されています。こういった効果が様々なメディアで紹介され、世間一般にも認知されるようになると、「唐辛子ダイエット」や「カプサイシンダイエット」といったダイエット方法が話題となりました。

実際には、カプサイシンを摂れば無条件で痩せるというわけではなく、有酸素運動を取り入れる等して、効率よく脂肪を燃焼させる必要があるのですが、この成分を体内に取り入れることで、発汗作用を促したり、体脂肪が代謝しやすくなる体質作りに役立つことから、ダイエットに興味のある人の話題の中では必ずといって良い程話題に上がってくる成分でもあります。

カプサイシンを多く含む食品としては、豆板醤やコチュジャン、タバスコ、キムチといったものが代表的ですが、これらの食材に共通しているのが「唐辛子」が多く使われていることです。これらの食材だけでなく、同様に唐辛子を利用した料理であれば、カプサイシンを豊富に摂取することができるというわけです。

ショウガに含まれるジンゲロン

ショウガは体温を上昇させ、発汗作用や血行促進効果による冷え性の改善が期待できる食材としても有名です。また、「ジンゲロン」とと呼ばれる辛み成分には、カプサイシンと同様に体脂肪の燃焼促進効果が確認されています。

ヨウ素を多く含む海藻類

ヨウ素と聞くと、小学校の理科の実験で利用したあの「ヨウ素」を思い浮かべると思いますが、この成分は新陳代謝を活発にさせる甲状腺ホルモンの一種で、体内でタンパク質や脂質、糖質の代謝を促進させるという、重要な働きを担っています。

これらの代謝促進作用があることから、ヨウ素を多く含んでいる食品を食べることで、カプサイシンやショウガと同様に、体脂肪を燃焼し、肥満予防やダイエットに効果的であると言われています。

ヨウ素は主に海藻類に豊富に含まれており、昆布やわかめ、ひじき、海苔等に特に多く含まれて居ます。

L-カルニチンを多く含んでいる羊肉

冒頭でも少し触れた「羊肉」には、L-カルニチンと呼ばれる、エネルギーの代謝に欠かせない重要な栄養素が多く含まれています。

この成分は、食事から得た脂肪分や体内に蓄積された体脂肪を燃焼させ、エネルギーに変換する働きを持っています。よって、L-カルニチンを豊富に含む羊肉を摂る事で、体脂肪の燃焼効率を高めることが可能となります。

このL-カルニチンは、他の牛肉や豚肉の赤み部分にも多く含まれているのですが、野菜やその他の食品群には殆ど含まれておらず、日常的に摂取するのが難しい成分といえます。

羊肉も、日常的に摂取するものではないため、主にサプリメントで栄養素として取り入れる方法が最も効率的と言えるでしょう。

コーヒー・緑茶などに含まれるカフェイン

カフェインには様々な作用が報告されていますが、脂肪を分解する「リバーゼ」と呼ばれる酵素の働きを活性化させる作用も確認されています。

カフェインによる脂肪燃焼効果を最大限に高めるためには、運動の前に摂取すると効果的と言われてます。また、糖分はカフェインの脂肪燃焼効果を阻害する働きがあるため、例えばコーヒーでカフェインを摂取する場合であれば、砂糖抜きのコーヒーを飲むと効果が高まります。

カフェインを多く含んでいる飲み物としては、コーヒーや緑茶、紅茶、ココア、コーラといったものが代表的です。食べ物としては「チョコレート」にも多くのカフェインが含まれていますが、先にも書いたように砂糖はカフェインの燃焼効果を減少させてしまいます。なので、脂肪燃焼効果を狙ってチョコレートを摂取する場合は、砂糖を含んでいない「ブラックチョコレートorビターチョコレート」にするといった工夫も必要です。

体脂肪を効果的に減らすには?

体脂肪を減らすために最も効果的、かつ基本的な方法は、「消費カロリー」が「摂取カロリー」を上回るようにすることです。これはあらゆるダイエットの基本と考えられており、居たってシンプルな事ではあるのですが、これが出来ないために何時までたっても体重を減らすことができないのです。

体脂肪を減らす食事の工夫

体脂肪を減らす工夫も大切ですが、まずは体脂肪が「増えない」ようにするための工夫を行なってみましょう。高カロリーな食品を食べ過ぎないことは当然として、ここまでに紹介してきた脂肪を促進する効果のある食品を意識的に摂ったり、脂肪の排泄を促進する作用のある「食物繊維」を多く摂るように心がけます。

他にも、調理の際に油脂の量を減らすことができるフッ素樹脂加工のフライパンを利用することで、調理に利用する油の量を少なくすることが可能ですし、同様に電子レンジを活用して油の使用を控えることができます。

こういった細かい工夫を普段から行っていけば、余分な体脂肪が増えることに対する予防にもなりますし、人によってはそれだけで体脂肪を減少させることができるでしょう。

有酸素運動が体脂肪を効果的に減らす

体脂肪を燃焼させるために最も効果的な方法としては、有酸素運動が良く例に挙げられます。有酸素運動は酸素を十分に取り込むことで、血中に酸素の量が増えて、効率よく脂肪が燃焼されるようになります。有酸素運動の代表例としては、ジョギングや散歩、水泳といったものが挙げられますが、これについては有酸素運動のページでの詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧下さい。

この有酸素運動にプラスして、カプサイシンやカフェイン、L-カルニチン、ジンゲロンといった、脂肪燃焼作用を助ける働きのある成分を摂取することで、効果的なダイエットを行なうことが可能となるのです。

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