噛み合わせを矯正するマウスピースについて

噛み合わせが悪いと、誤って口内を噛んでしまったり、肩こりの原因となってしまいます。スポーツを行なう方であれば、噛み合わせが悪いとしっかりと力が出せないといったことも言われていますね。

こういった問題を解決するために行なわれる治療法の一つに、矯正用のマウスピースを使った方法があります。歯医者でも歯並びや噛み合わせを矯正するために利用されており、また、健康関連の商品を扱う店舗等でも販売されています。

市販の矯正マウスピースと、歯科等の専門機関で利用されるマウスピースの違いですが、やはり医療機関や専門機関で取り扱っているマウスピースの方が、理想とした噛み合わせや歯並びの矯正を行なうことが可能となりますが、費用面で考えた場合に、高額となってしまうデメリットも存在しています。

矯正マウスピースの特長(メリット)

歯並びや噛み合わせの矯正には、金属の金具やワイヤーを装着して行なわれることが一般的でしたが、どうしても見た目の審美性に問題があり、特に女性だとその見た目がどうしても我慢できないといったデメリットも存在していました。

しかし、矯正マウスピースであれば、透明な素材を利用したり、簡単に取り外すことができるタイプのものが多く、見た目の悪さも無く、時と場合によって取り外すといった自由度の高さもメリットとして挙げられます。例として、外出時にはマウスピースを取り外し、自宅では装着する、といったことも可能となります。

ただし、矯正マウスピースで矯正治療を行なう場合、抜糸等を行なう必要性が無いような軽度のケースに限られ、大掛かりな治療を必要とする場合では、この治療方法は適応できないといった場合もあります。

マウスピース矯正の費用は?

一般的に、矯正マウスピースの費用は高額となってしまいます。平均して数十万円は掛かると言われており、気軽に矯正を受けるには躊躇してしまう価格帯となっています。

歯科医との相談の上で治療を開始する

歯科で矯正マウスピースによる治療を行なう場合、きめ細かい治療を受けることが可能で、仕上がりの美しさも素晴らしく、満足のいく結果となる半面、治療の進行にあわせて、定期的にマウスピースを作り変える必要があります。これは、歯列や歯並びの移動に合わせて都度、マウスピースを装着しなおす必要があるためです。

当然、矯正の期間が長引くほど費用は高額になってしまいますので、医師と相談の上で、金額面を考慮しながら治療を行なっていく必要があります。当然、価格に見合った美しい歯並びと噛み合わせを手に入れることができます。

噛み合わせと肩こり・頭痛などの症状

噛み合わせが悪いと、誤って口の中を噛んでしまったり、肩こりの原因になるということが良く言われます。また、頭痛の原因になることもしばしばです。しかし、症状が慢性化してしまうと、それが当たり前となってしまい、噛み合わせや歯並びが原因でその症状が引き起こされているとは夢にも思わないことでしょう。原因不明の肩こりや頭痛が、実は噛み合わせが原因だった・・・ということは、よくあることなのです。

噛み合わせの悪さが原因で肩こりや頭痛が発生するメカニズムとしては、噛み合わせの悪さを補うために、不自然な咀嚼(そしゃく:モノを噛む動作のこと)動作を起こしてしまい、その状態が長期的に続いてしまうことで、顎の関節やその周辺の筋肉に負担をかけ、それが原因で頭痛や肩こりといった症状を引き起こすといわれています。

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